エンジンの排気量1.6Lってなんでなん⁇
皆さま、こんにちは。どうも豊岡店です。
但馬地方の天気も最高気温が一桁台となり、いよいよ冬本番ですね!
氷ノ山などの標高の高い山は積雪ですっかり白くなっております。
今年は市街地とかも雪が多く積もるんですかね〜?
嫌な季節ですね〜
さてさて、今回は『PCD114.3がなんでなん?』に続きまして『なんでなん⁉︎第二弾』をお送りします
タイトルの『エンジンの排気量1.6Lってなんでなん?』って事ですが、なんで1.5Lじゃなく1.6Lの排気量なん?って思った事ありませんか?
日本の税金制度では、毎年4月の終り頃に届く自動車税について、軽自動車を除く小型車・普通車などはエンジンの排気量によって1000cc以下、1500cc以下、2000cc以下、2500cc以下、・・・と500cc毎に自動車税の税額が上がっていくのは、皆さんご存知かと思います。
それでは税制制度で1500cc以下と言うのがあるのに、何故プラス100cc差になる排気量1.6L(1600cc)のエンジンが存在するのかを色々と調べてみました。
もう随分昔の事ではありますが、自身が自動車専門学校の時にエンジンの1気筒(1シリンダー)辺りの理想の排気量が400ccと聞いた様な記憶があり、そのワードをヒントに色々と調べてみました。
排気量400ccで調べてみると、『走りや燃費の面で最も効率的な排気量が1気筒辺り400cc』と言うのがありました。
【やはり記憶は合っていた!】
エンジンが作られ始めた頃は今みたいに、ガソリンのポート噴射(EFIやEGI)、筒内噴射(DI)はもちろん無く、キャブレター(ガソリンと空気を混合する装着)で混合気を作っていた時代。
1気筒辺りの400ccで気筒数を段々と増やしていくと。。。
400cc×2気筒=800cc
400cc×3気筒=1200cc
400cc×4気筒=1600cc
400cc×5気筒=2000cc
400cc×6気筒=2400cc
なんとなく聞き覚えのある排気量の数字ですよね。
最近のエンジンは、色々なセンサーからの信号を基にコンピュータ管理をすることによって、燃費噴射時間や噴射量を、エンジン負荷、エンジン回転数などを加味しながら、細かく制御出来る様になってきており、今は1気筒辺りの理想的な排気量は、 400cc〜600ccと言われているそうです。
『えっ!600cc?多すぎない?』って思ったんですが、そう言えば最近出たBRZやWRX S4、レヴォーグも4気筒の2.4Lではありませんか‼︎
ほうほう、なるほど、そう言う事だったのか!
2.5Lではなく、2.4L。。。
『へ〜っ!』
色々調べてみると面白いですね。勉強になります!
つまり、エンジンの効率を考えれば4気筒エンジンだと、1.6Lから2.4Lの排気量が一番良い事と言う事になりそうですね。
『おおっ!現在のSUBARUの水平対抗エンジンって、全部この中に含まれるやん!』
・インプレッサの1.6L、2.0L。
・XVの1.6L、2.0L。
・フォレスターの1.8Lターボ、2.0L。
・BRZの2.4L。
・レヴォーグの1.8Lターボ、2.4Lターボ。
・WRX S4の2.4Lターボ。
・レガシィアウトバックの1.8Lターボ。
SUBARUの水平対抗エンジンは全部この排気量に含まれていますね〜
話が脱線しましたが、1.6Lの話でしたね。
そう考えると、昔から4気筒エンジンの排気量が1600ccが多かった訳ですね。
また他にも理由があり、レースのレギュレーションで、1600ccと言うカテゴリーがあったのも、1.6Lエンジンが数多く存在していた理由の様です。
ちなみに、他メーカーも含め調べてみると。。。
・トヨタ自動車 2T-G【セリカ】、4A-G【カローラレビン、スプリンタートレノ、MR2】
・日産自動車 SR16【サニー、パルサー】
・本田技研工業 ZC【シビック、バラードスポーツCR-X、インテグラ】、B16A【VTECエンジン】、B16B【Type-Rエンジン】
・マツダ B6【ロードスター、ファミリア】
・三菱自動車 4G92【ランサー、ミラージュ】
・スズキ M16A【スイフトスポーツ】
・いすゞ自動車 G161W【ベレットGT、117クーペ】、4XE7【ジェミニ】
そして最後に、
・SUBARU 、EA71【レオーネ、FJ1600レース公式エンジン】、EJ16【インプレッサ】、FB16【インプレッサ、XV、レヴォーグ】
余談で4気筒では無いですが、トヨタ自動車のGRヤリスに搭載されてるG16E-GTSは3気筒エンジンながら、最大出力:272PS/最大トルク:370Nmを叩き出す化け物みたいなエンジンも実は1600ccクラスです。
恐るべし、トヨタ自動車。。。。
日本の税制には不利になる、たった100cc差を敢えての1600ccエンジンが数多く存在した訳が、税金が安くなるよりもエンジン効率の優先を考えて設定されていた訳なんですね。
最初に税金を500cc毎で設定した人は、この様なエンジンの事を知らなかったんでしょうねぇ。
まぁ、この税制って日本だけなんですけど。。。
まだまだ、色々と書き足らない事もありますが、今回はこの辺りで終わりにしたいと思います。
また、第三弾のネタを思いついたらアップしますね。
乞うご期待。。。。
では最後におしらせ。
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