【知っていて損しないクルマの豆知識】A/Cスイッチの役割と燃費との関わりとは
皆さんこんにちは!カースポット加古川の曽谷です!(^^)!
極寒の2月もいよいよ終盤。
ついに待ちに待った春がすぐそこまで来ていますね
私は今年も満開の桜が楽しみです
さて今回は知っていて損しないクルマの豆知識コーナーです。
豆知識って意外と知っているようで知らないような?
クルマに当たり前のようについてるけどコレ何??と思うものが結構あったりします。
いつも素朴な疑問を抱いては「コレ何?」と聞きまくるメカ知識ゼロの私のために、
サービスの皆さんがとても丁寧に説明してくださるのでとても勉強になります
クルマの仕組みが分かると意外と面白いですよ~
今回スポットライトを当ててみたのがエアコンを作動した時に使う
『A/Cスイッチ』です。
このA/Cスイッチ、どのクルマにも当たり前のように付いていますが
一体どんな役割をしているの??
という疑問をサービスの方に聞いてみました。
結論:A/CスイッチはONにすると・・・
夏 → 冷房と除湿
冬 → 除湿
という機能です。
ちなみにOFFの時はどうなっているかというと、ただの『送風』になっています。
A/Cスイッチは「Air Conditioner(エアーコンディショナー)」の略で、
冷房や除湿機能のON・OFFをするものです。
まずクルマのエアコンは家庭用のエアコンと違って冷房と除湿機能しかありません。
暖房については後ほどご説明するとして、まずA/Cスイッチの役割について説明書のような解説をすると
かなり難しすぎて意味不明になってしまうのでざっくり簡単に説明すると
『A/Cスイッチとは・・・冷たい風を作るコンプレッサー(圧縮機)の作動スイッチ』
ということです。
よく夏場にA/Cスイッチを押し忘れて生ぬるい風しか出てこない・・・なんていう
経験をした方も多いのではないでしょうか。
こうなると一瞬「もしかしてエアコンが壊れたのかな?」と焦ってしまいますが、
単純にコンプレッサーのスイッチが入っていないだけということです。
またA/CスイッチをONにすることで除湿機能も連動するので快適な車内になりますよ~
では暖房はどうなっているのかというと下の図のように作られています。
※エンジン周りを走り回る小人さんが冷却水とお考え下さい。
こんな感じでエンジンで発生した熱を利用して冷却水を温めたものが暖房の素になります。
そこ(右上の暖房の風を作るところ)に外からの風を送り込むことで暖房の風が完成します
※厳密にいうと外からの風はエバポレーターというものを通過して・・・となるのですが難しいので割愛します。笑
これが冬の朝イチにすぐ暖かくならない理由です。エンジン冷たいもんね。納得、納得。
というわけで冬はA/Cスイッチを押す必要もありませんが、窓ガラスの曇りが気になる時は
これを使うことで除湿機能が作動するのでぜひ使ってくださいね
ここで気になる燃費のこと
エアコンをつけたら燃費ってやっぱり悪くなるの??と疑問に思いますが
結論から言うと冷房の時はA/CスイッチをONにしエンジンを使ってコンプレッサーを動かすため
その分のガソリンを使います・・・ = 燃費に影響が出てしまいます。
こればかりは仕方のないことですね・・・
反対に暖房の時は燃費悪くならないの??というところですが
暖房はエンジンで発生した不要な熱をそのまま有効活用しているということと
冷房と違ってコンプレッサーも使わないため燃費にはほぼ影響なしと言えます。
まさに一石二鳥、クルマの特性が活かされた無駄のない仕組みですね!!
最後に夏限定 冷房あるある
春から夏になるにつれていよいよ冷房を使おうとスイッチを入れてみると
18℃に設定しているのに風がぬるい!!というパターン。
A/Cスイッチもちゃんと押しているのになぜ・・・!!!
この時「冬はちゃんと暖房効いていたのに!!」と思ってしまいますが
実は寒い季節の時点で調子が悪くなっていたということが考えられます。
外が寒いこととエンジンの熱を利用している暖房のおかげで故障に気付かないことが意外と多いです。
こんな時はエアコンガスの補充が必要だったりクルマに何かトラブルが起きている可能性が考えられます。
本格的に暑くなる前のまだ涼しい春先にでも一度、冷房をチェックしておくことをお勧めします
もしも冷たい風が出てないようであれば、お早めに店舗へご連絡ください。
猛暑でエアコンが効かないのは地獄です・・・。
以上、A/Cスイッチの役割と燃費について(+ちょっとエアコンの仕組みについて)でした!
また何か豆知識を得たらご紹介します☆
(サービスのTさん&Kさんありがとうございました!また聞きます。笑)
それでは!!